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健康診断と人間ドックの違いは?

コラム 2021/11/12

一般的に会社で受ける健康診断は「企業健診」といい、法的に必要な最低限の検査項目のみが設定されています。
これは労働安全衛生法に基づき企業に義務付けられている健康診断です。健康診断には「一般健康診断」と「特殊健康診断」の2種類があります。

さらに一般健康診断には「雇い入れ時の健康診断」「定期健康診断」「特定業務従事者の健康診断」「海外派遣労働者の健康診断」「給食従事者の検便」の5つがあります。
代表的な定期健康診断は年に1回必ず受ける義務がありますが、人間ドックには法的義務はなく、個人の判断で受診することができます。

健康診断の多くは検査の結果報告書が後日送付されますが、認定施設での人間ドックには医師からの結果説明が検査後当日にあります。
また、人間ドックは健康診断に比べ検査項目が多く、一般健診や特定健診の内容に加えて、胃カメラやCT、MRIなどの検査項目が増え、医療施設によって様々なコースが用意されています。

人間ドックの検査項目と費用は?

日本人間ドック学会が定める一日ドックの検査項目は以下の通りです。

〈身体計測〉
身長・体重・肥満度・BMI・腹囲

〈生理〉
血圧測定・心電図・心拍数・眼底・眼圧・視力・聴力・呼吸機能

〈X線・超音波〉
腹部X線・上部消化管X線・腹部超音波

〈生化学〉
総蛋白・アルブミン・クレアチニン・eGFR・尿酸・総コレステロール・HDLコレステロール・LDLコレステロール・Non-HDLコレステロール・
中性脂肪・総ビリルビン・AST(GOT)・ALT(GPT)・y-GT(y-GTP)・ALP・血糖(空腹時)・HbAlc

〈血液学〉
赤血球・白血球・血色素・ヘマトクリット・MCV・MCH・MCHC・血小板数

〈血清学〉
CRP・血液型(ABO Rh)・HBs抗原

〈尿・便〉
尿一般 沈査・潜血

〈問診・診察〉
医療面接・医師診察

〈判定・指導〉
結果説明・保健指導

〈オプション項目〉
上部消化管内視鏡・乳房診察+マンモグラフィ・乳房診察+乳腺超音波・婦人科診察+子宮頚部細胞診・PSA・HCV抗体

                                   ※日本人間ドック協会 2021年度 一日人間ドック基本検査項目より抜粋

検査項目が多く、身体の細部まで検査できる人間ドックでは、健康診断だけでは分からなかった病気を発見することができます。自分の健康状態に合わせて検査内容を組み替えられるのが人間ドックの特徴の一つです。
人間ドックの費用はコースや、どの医療施設で受けるかにもよりますが、1日コースで4万円~7万円前後、全身の癌を調べたり様々なCT検査エコー検査を追加するような1泊2日コースの場合は10万円前後となります。
人間ドックは、病気の治療ではないため保険適応とならず、全額自己負担となり高額です。

しかし、加入している「国民健康保険」「社会保険」「生命保険」などから補助を受けることができ、費用負担を減らすことができます。
どの保険をしようするかで補助の額も大きく変わります。人間ドックの補助金については事前に詳しく調べてから受診するのが良いでしょう。

人間ドックは受ける施設によってかかる費用や受けられる検査項目が異なります。自費だからこそ、自分の健康状態に合わせた、納得のいく検査が受けられる医療施設で受診したいですね。

人間ドックは毎年受けるべき?

40歳代になると生活習慣病や癌の発症リスクが高まるため、毎年人間ドックを受けることが望ましいでしょう。

健康診断や人間ドックの目的は、自覚症状が出る前の病気の徴候を発見することです。癌、心臓病、糖尿病、脂質異常症などは、初期症状がほとんど現れません。健康なつもりでいても注意が必要です。普段から飲酒、喫煙、ストレス等で生活習慣が乱れている場合には、生活習慣病、肝臓癌、肺癌のリスクは上がると考えたほうが良いでしょう。

女性の場合、40代から乳がんの発症率がグッと高まるため、婦人科検診を積極的に受けることも大切です。乳がんは女性特有のがんの中で発症率が一番多く、40代から急激に増加します。

医療施設によって、様々な人間ドックのコースが存在します。結局自分はどの医療機関のどのコースを受けたらいいのかがわからないという方も多いのではないのでしょうか。

ただ検査項目が多いものを選んだらよいというわけではなく、性別、年齢、家族の既往歴や気になる症状、日々の生活習慣などに合わせて選ぶ事をお勧めします。人間ドックを受診することで、症状があらわれる前に病気の早期発見、治療ができれば今後の健康寿命の延伸にもつながります。

筑波健診センターで受けられる人間ドック

当院は食道、胃、十二指腸、大腸などの消化器を専門とする病院です。
早い段階での消化器系の癌の発見に特に力を入れているため、消化器系専門病院ならではの人間ドックを用意しております。

・日帰りM(胃)
消化器系のがんの早期発見、生活習慣病の予防を目的とした一般的なコースです。

・日帰りC(大腸)
上部消化器(食道・胃)を中心としたコースです。

・一泊(胃+糖負荷)コース
消化器系のがんの早期発見、生活習慣病の予防を目的としたコースです。 胃の検査に加え糖負荷検査を行う事により糖尿病の前段階を発見し、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの危険を早期に発見します。

・一泊(胃+大腸)コース
消化器系のがんの早期発見、生活習慣病の予防を目的としたコースです 胃の検査に加え大腸検査を行います。

・二泊(胃+大腸)コース
胃がん大腸がんの早期発見を目的とし、なお糖負荷検査を行い糖尿病の前段階 を発見し、動脈硬化、心筋梗塞、脳梗塞などの危険を早期に発見します。

・プレミアムコース
人間ドックコースに加えCT検査やエコー検査等を追加したワンランク上の人間ドックです。

コース・料金

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